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NEWSお知らせ

2025.08.29
劇団前進座 俳優・新村宗二郎様をお招きし、社内特別トークショーを開催しました。

2025年8月19日(火)、本社ホールにて、創立94年の歴史を誇る劇団前進座の俳優・新村宗二郎様をお招きし、社員とその家族を対象とした特別トークショーを開催いたしました。

当日は、新村様による迫力ある「口上」で幕を開け、弊社代表取締役社長・菊永満との対談が行われるなど、終始和やかかつ刺激的な雰囲気で進行しました。伝統芸能の第一線でご活躍される新村様のお話は、私たちの仕事やコミュニケーションを深く見つめ直す、多くの示唆に富むものでした。

■ 俳優の仕事の核心「行間を読む」力

新村様は、ご自身の仕事の核心を「行間を読む」ことだと語られました。

それは、台本に書かれた文字の間に込められた真の感情や意味を深く読み解く作業であり、ビジネスの世界で求められる「想像力」、すなわち顧客や仲間の言葉の裏にある真意を汲み取る力と深く通じ合うものです。

倍速視聴が当たり前になった現代において、生の舞台芸術が持つ奥深さと、じっくりと相手に向き合うことの重要性を再認識させられました。

■ 伝統の継承と革新、そしてAI時代における人間の価値

歌舞伎が直面する「門閥制(家柄制度)」といった課題にも触れ、約94年前にその制度に疑問を呈する形で設立されたのが劇団前進座であるという歴史的背景も語られました。

「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」という温故知新の精神で、先人の技術を徹底的に「真似る」ことから生まれる「個性」を大切にしながら、伝統を未来へ繋いでいく情熱に、社員一同、感銘を受けました。

また、AIの台頭に触れ、言葉や感情を扱う仕事だからこその脅威を感じつつも、人間ならではの「想像力」や「間」、そして「体温」が伝わるコミュニケーションの価値は決して揺らがないと力強く語られたのが印象的でした。

■ 人との繋がりと、伝統芸能の未来

トークショーでは、映画監督・山田洋次氏との出会いや、東日本大震災後の気仙沼での活動がご自身の転機となったエピソードも披露されました。困難な状況下でこそ、自身の仕事が人々に笑顔や希望を届けられると再認識された経験は、「誰かの喜びのために」という、あらゆる仕事に共通する原点を思い出させてくれました。

最後に、新村様は「良い役者の条件は、相手の気持ちを汲み取り、セリフを速く言うことよりも『間』を大切に、深く感情を伝えること」だと締めくくられました。また、初めて歌舞伎を鑑賞する方には、江戸時代の現代劇である「世話物」がおすすめであるとご紹介いただくなど、伝統芸能をより身近に感じる貴重な時間となりました。

今回のトークショーは、伝統芸能という窓を通して、私たち自身の仕事の本質や、これからの時代に求められる人間の力について深く考察する、またとない機会となりました。新村宗二郎様、貴重なお話を誠にありがとうございました。

アンクスは、今後も社員の視野を広げ、新たな価値創造に繋がる学びの機会を積極的に提供してまいります。

 

 

【劇団前進座について】

1931年創立。東京・吉祥寺を拠点に全国各地で公演活動を展開。歌舞伎、時代劇、現代劇など多彩な演目を通じて、日本の伝統文化の継承と新しい演劇表現の創造に取り組む。

https://www.zenshinza.com/

新村宗二郎氏プロフィール】

熊本県出身。劇団前進座附属俳優養成所第24期修了後、2005年入座。歌舞伎、時代劇、現代劇、児童青少年演劇など幅広い舞台で活躍。現在はエフエム熊本でラジオパーソナリティとしても活動中。

 

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社アンクス
広報担当:青山
TEL:099-213-9511
MAIL: pr@ankusu.com